組織の目的

 設立当時は、ほ場の整備(農業がしやすいように田んぼの区画を成形したり農道や水路を整備しました)や、かんがい排水施設の整備(農業用水が全ての田んぼに行き渡るようにポンプ場を造りました)をするために設立されましたが、昭和61年度に工事が完了すると、こんどは造りあげたものを維持管理する役割となりました。

農業用水は琵琶湖から取水していつでも安心してお使い頂くために操作/点検/修理など行ってます。

農道や排水路は、各地区管理委員会や農事改良組合などによって維持管理活動が行われています。

組織の経緯

  • 新旭町の湖辺地域で農業を続けて行くには
    1. 農作業の機械化を進める(大規模経営が可能な区画の整備)
    2. 田んぼを乾田化して畑地作物も栽培できるようにする(汎用化)
    3. 水争いをしなくていいような水の確保(琵琶湖から取水)
  • 新旭東部土地改良区設立
    −昭和55年(1980)土地改良法による認可を受ける(ほ場の整備・かんがい排水施設の整備)394ha
  • 新旭土地改良区に名称変更
    −昭和62年(1987)隣接区域の土地改良施設も一緒に維持管理するため、受益範囲を拡大 (平成18年4月1日現在 551.2ha)

組織

組織図
  • 組合員(農家)781戸【土地持ち非農家を含む】
  • 総代(農家の代表者)30名
  • 役員14名 理事10名 監事 4名
  • 委員会、協議会
    ……用排水調整委員会8名
    ……国営造成施設管理体制整備促進協議会
  • 組織機構図(事務局管理体制)


受益区域

受益区
  • 高島市新旭町内
  • 新旭地区揚水機場関係
    −太田、藁園、深溝、針江、旭、各地区の一部農地
  • 五十川・あいば地区揚水機場関係
    −饗庭地区の一部農地
  • 木津地区揚水機場関係
    −饗庭地区の一部農地


主な造成事業

事業名着工年度完了年度
県営かんがい排水事業(新旭地区)昭和55年度着工〜 昭和61年度完了
県営ほ場整備事業(新旭東部地区)昭和54年度着工〜昭和62年度完了
団体営農道整備事業昭和62年度〜平成8年度
県営担い手育成基盤整備事業(高度利用型)平成910年度
県単独小規模土地改良事業(琵琶湖周辺農地保全事業)
担い手育成支援事業

維持管理事業

事業名着工年度完了年度
土地改良施設維持管理適正化事業必要に応じて実施
ミニ土地改良施設維持管理適正化事業必要に応じて実施
農地流動化支援水利用調整事業H13H17
国営造成施設管理体制整備事業H17継続中
新農業水利システム保全整備事業H16継続中
新農業水利システム整備事業H18継続中